介護職で重要な介護資格と求人

介護職で重要な介護資格と求人

介護職の中には無資格でも就業できる仕事もありますが、面接や採用では介護資格を取得している方が有利になります。転職をする際にもどのような介護資格を持っているかで、転職先の選択肢が増えます。それでは介護業界で役に立つ介護資格と仕事内容についてご紹介します。

介護職員初任者研修資格(初任者研修資格)

介護資格の中でも最も基本的なのが初任者研修資格です。この資格は介護業界未経験で介護資格無資格の人でも取得することが可能です。初任者研修資格を取得するための授業は講義と演習で構成されていて、科目によっては通信学習でも学ぶこともできます。土日はスクールで学び、残りは自宅学習にするなど、働きながらでも資格取得を目指すことができるのも特徴です。また、資格取得にあたり学歴は関係なく、年齢層の幅も広いので、多くの方が資格取得を目指しています。介護資格無資格の人でも介護福祉士の管理下であれば勤務することができますが、高齢者に対して全て一人で介護サービスの提供を行う訪問系介護ヘルパーとしては勤務することはできません。初任者研修資格を取得することで訪問系介護ヘルパーとしても勤務可能となり、介護求人の選択肢が大幅に増えることになります。

介護職員実務者研修資格(実務者研修資格)

実務者研修資格も受講資格はなく、誰でも資格取得を目指すことができます。しかし、初任者研修資格の取得に比べて受講期間は長く、自宅学習のみでの資格取得はできません。資格取得を目指している多くの人は、振替制度や受講期間延長制度などを上手に活用しながら、仕事とスクール通いの両立をしています。実務者研修資格を取得すると、医療的ケアである「たん吸引」や「経管栄養」の知識を習得でき、介護の現場で必要とされる医学知識や医療制度についても学ぶことができます。また、実務者研修資格取得者は訪問介護事業所のサービス提供責任者になることができます。サービス提供責任者は訪問介護ヘルパーのとりまとめ役で、業務内容は増え職務上の責任も重くなります。しかし、事業所によっては資格手当が付くこともあるので給与アップが見込めるほか、訪問介護事業所にはサービス提供責任者を必ず配置しなければならないので転職時にも有利です。さらに、国家資格である介護福祉士資格を取得するには実務者研修資格の取得が必須ですので、介護業界でのキャリアアップを目指すには必ず取得しておきたい資格と言えます。

介護福祉士資格

介護福祉士資格は介護職の中で唯一の国家資格になります。介護福祉士の仕事は高齢者に対して介護サービスの提供を行うのはもちろんのこと、介護職員への指導や教育、精神面の支えになるなど、現場のリーダーとして活躍することになります。また、実務者研修資格取得者同様に訪問介護事業所のサービス提供責任者になれるほか、介護福祉士が一定の割合で勤務している事業所は、「サービス提供強化加算」や「特定事業所加算」を受けることができます。多くの事業所で即戦力として活躍できますので、介護福祉士を募集している求人情報はたくさんあります。さらに、介護福祉士資格はケアマネージャー資格取得を目指す人にとって必要な資格でもあり、介護福祉士として5年以上勤務した人はケアマネージャー資格の受験資格を得ることができます。

ケアマネージャー資格

ケアマネージャーの仕事はこれまでの介護の現場で直接介護サービスを提供する仕事とは全く異なります。高齢者や家族の相談に乗り、介護認定書類の作成・申請・更新などを行います。そして、介護保険サービスを受けるために必要なケアプランの作成・更新業務など、ケアマネージャーは介護保険サービスの利用を考えている人にとっては欠かせない存在なのです。介護職からケアマネージャーを目指す場合、介護の現場で3年以上の実務経験を経て介護福祉士になり、さらに介護福祉士として5年以上勤務することでケアマネージャー資格の受験資格を得ることができます。ケアマネージャー試験合格後に実務研修を受けることで、やっとケアマネージャーとして働くことができるようになるのです。現場経験も長く、介護のエキスパートであるケアマネージャーになるのは簡単なことではありませんが、その分介護業界内での転職にも有利な資格です。居宅介護事業所や介護施設など、介護の仕事を続けていくうえで選択肢がかなり広がります。

介護業界で働くには

介護職を探すとき、各自治体のハローワークやインターネットの介護求人情報サイトを検索すれば、かなりたくさんの量の情報を手に入れることができます。高齢化が進む日本社会では、どこも介護職員を必要としているのです。無資格からでも働き始めることができることを考えれば、介護業界で働くこと自体は比較的ハードルが低いと言えるでしょう。しかし、より良い環境で自分の希望条件に近い職場で働くためには、介護職のキャリアを積んでいる方が断然有利です。ご紹介した通り、介護資格の取得難易度は簡単なものから難しいものまでありますが、せっかく介護業界で働くのならば、より上位にある介護資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。